UIデザインの心理学―わかりやすさ・使いやすさの法則

  • インプレス (2015年3月13日発売)
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UIデザインの良し悪し、コツを人間の身体的特徴を根拠にして書いている良書。

どういうデザインが良いのか?をすぐ知りたい人より、なぜそのデザインが良いのか?
そこから敷衍して。。。と考えたい人向け

・人間の脳はトップダウン処理を行ってかなりの情報を補完しているため、認知バイアスにより同じ画像でも捉えられ方が異なる

・目の中心以外は、殆どピントが合っていないため、中心でどこを捉えるかに特化している。そのため、視野に入っていない場所にポップアップを出す場合は動きとセットにすべき


・人間の脳は想起よりも認識に強く、思いだすことよりも選択肢の中から選択することの方がストレスが少ない

・脳の古いシステムは新しいシステムの10倍から100倍速く動くため、新しいシステム(=新皮質)が、判断を下すことは稀で、慣れさせることで、古いシステムを使わせるよう誘導すべき

など、有用な知見が多く含まれる

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年3月21日
読了日 : 2017年3月21日
本棚登録日 : 2017年3月21日

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