大崎さんらしいと言えばそれまでなんだが、登場する感傷的な中年男が女々しく過去の恋人たちを次々と(!)追想するシーンの連続。
そんな主人公が実はエロ本雑誌の元編集長という設定だからびっくりだ。このあたりから何とも先行きが怪しくなるのだが、中盤に鶯谷の風俗街へ出撃していくあたりからは迷走気味。
縁ある女性を救うため、にわか探偵となってこの中年男がソウルに飛ぶあたりから、サスペンス物へと転じていくのだが、、、
つじつま合わせもうまくいかず、ところどころ忘れ去られる登場人物たち。どうにもキャラクター設定に無理があるし、ストーリー展開もご都合主義。
久々に駄作を読み終えた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年4月9日
- 読了日 : 2012年4月9日
- 本棚登録日 : 2012年4月9日
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