娘に語る祖国 (光文社文庫 つ 8-4)

  • 光文社 (1998年4月20日発売)
3.92
  • (14)
  • (16)
  • (18)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 154
感想 : 18

みな子よ、きっと祖国とは、おまえの美しさのことです。


紀伊国屋さんのほんのまくらフェアで購入。あのフェア、良いですね!ほんの入りだけで作者もタイトルもジャンルもわかんないまま買っちゃえばいいじゃんフェア。ちなみにこの本のまくらは"かわいいおまえが、もう四つになりました。" 私のお家のかわいいあいつも、もう四つになってます。
さて、読み始めてみれば、短篇の続くエッセイですね。一貫して、筆者であるつかこうへいが4歳になる娘みな子に語りかけるという体をとってます。
つかこうへい在日2世。その辛さと自分の思い、葛藤、決意を語ります。
しかし話の根底に流れるのは娘と妻への深い愛。まくらからも分かる娘への深い父性愛です。

このフェアが無ければ自分から読もうとはしなかったでしょうが、読んでみる機会をもらえて良かった。読んでおくべき本だった。

受験直前でしたが、一気読み余裕でした(°_°)いくない

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年2月13日
読了日 : 2013年2月13日
本棚登録日 : 2013年2月13日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする