日本破綻 「株・債券・円」のトリプル安が襲う

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  • 講談社 (2010年3月2日発売)
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感想 : 20
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日本財政については既に色々と聞いてたので、典型的な財政危機のお話が載っています。ちょっと煽りすぎな感もありますが、無視は出来ない内容になっています。

国の破綻と国民の破綻が一蓮托生となるか? と言われるとならないですよね。国の借金は我々の資産を奪うことで返済可能となる点、留意しておくべきと思いました。

日本は社会主義化している点は同意です。

藤巻氏は今の日本を正しく再評価すべき(要は今は過大評価されすぎている)とのこと、その結果円安になり、その評価から随時適切な評価を受けるべきとのことでした。

市場が大きくなれば、正しい評価がなされるようになるとのこと。自分もその通りだと思います。非合理的な考えがあったりしても、市場が大きければ修正されると思います。そういった意味で市場の暴力は無いのだと思っています(原油などで暴騰したこともありましたが、それが怖いならコストを払ってヘッジしておくべきと思いました)

「マーケットが正しい」の元に、日本を再評価、そしてやり直すことが必要なのだと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経済
感想投稿日 : 2011年2月13日
読了日 : 2011年2月13日
本棚登録日 : 2011年2月6日

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