成功者のパターンをネットワーク科学の観点から研究しているバラバシ氏の成功の普遍的法則をまとめた本。
今年一オススメできる内容でした。
社会はネットワーク構造を成しているため成功度と人数の関係はべき乗則に従う。
パフォーマンスには上限があり、成功は青天井。これが資本主義における格差の広がり(べき乗則)の本質だろう。
スーパースターとほかのひとたちの間にはパフォーマンス的にはほとんど差がない。
では、何が効いているのか?
それは、各ノードが優先的選択を行ってしまうというネットワーク構造の性質である。
この性質によりスタートダッシュに成功したノードがスーパースターノード、すなわちハブとなる。
成功するためにはパフォーマンスを上げる必要があるがそれだけでは足りない。ネットワークをうまく利用する必要がある。
逆にそこさえ分かっていれば年齢は関係ない。不屈の精神で続ければ、(ただしQファクターを持っている必要があるという残酷な事実もある)いつからでも成功できる。
次はネットワーク科学の数理を勉強しようと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2019年6月19日
- 読了日 : 2019年6月19日
- 本棚登録日 : 2019年6月19日
みんなの感想をみる