社会起業家: 社会責任ビジネスの新しい潮流 (岩波新書 新赤版 900)

著者 :
  • 岩波書店 (2004年7月21日発売)
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名門大学を出て、自分で会社を興して、事業が拡大した暁には株式を上場し、第二のビル・ゲイツになるか、さもなければ大企業に就職して、ハードワークをこなしながら高級を得る

一昔前のエリートの考え方だったが、最近は事情が違うらしい。

「日本でもNPOが就職ランク1位になれるか?」
http://agora-web.jp/archives/1530290.html

今では、NPO(利潤も追及するNPO)が上位にきている

Humanities/Liberal Arts、日本でいう文系出身の新卒は

3位が、Teach for America(教育のNPO)

という記事を見て、この本をとりました。

社会起業とは何なのか、社会起業家が増えてきた時代背景など、一通り学べる。

自己啓発本よりも、はるかに自分が将来何を実現したいのか考えさせられる。

企業が社会性を求めている背景と理由
・企業のグローバル化(国家が衰退、GDPで比較すると、上位で21位でエクソンモービルが他国を抜いてでてくる)
・ステークホルダーの行動の変化(買う・買わないで意思表示。ナイキの不買運動など)
・エンロン事件の影響(自分は何のために働くのか、考えるきっかけとなった事件)

パタゴニアのイヴォン・シュナイザー
「会社は社会を変えるための道具」
この人を紹介している章を読んでしびれた。かっこよすぎる。

いろいろと勉強になりました。

次は、イヴォンの本買うぞーーー

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会関連
感想投稿日 : 2013年4月22日
読了日 : 2013年4月22日
本棚登録日 : 2013年4月22日

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