カーテンが開いて人形劇が始まる。
変身の苦手なおばけのブルブル。
夜、友達の他のおばけたちは人間に変身して街に遊びに行くけれど、ブルブルはただ見ているしかない。
そこへ、スナオナオという女の子のおばけが一緒に遊ぼうとやってくる。
ブルブルは1つのものにだけ変身出来るのだった。
それは、筆。
スナオナオは人間の女の子に化けて、ブルブルの筆に乗って人間の街へ。
ブルブルとスナオナオが描いた絵はたちまち評判になり、テレビに出たり、展覧会を開いたり、サインをしたりと大忙し。
人間って忙しいんだ、ということを知った2人は逃げるようにして自分たちのところへ帰るのだった。
筆にしか化けられなくても素敵なブルブル。
のんびりしたおばけには人間の暮らしはハード。
人間もそんなに忙しくてどうするのかな。
荒井良二らしいでたらめのような大胆な画面。
絵本の中の人形劇、という箱入りの構造も面白い。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2013/12
- 感想投稿日 : 2013年12月19日
- 読了日 : 2013年12月19日
- 本棚登録日 : 2013年12月19日
みんなの感想をみる