春、こねこが大きな木に自分も大きくなりたい、と木に登ろうとする。
木も大きくなれますよ、と言ってくれる。
最初は手を掛けるだけだったのが、ちょっとずつ大きくなって上へ登れるようになる。
木に登りながら、ちょうちょ、ぶどう、カブトムシ、リス、カラスにも話し掛ける。
秋が来て、冬が来る。
雪や鳥を知らないこねこは雪を見ても花びらだと言っていた。
そうして、また春になったころに、こねこはとうとう木のてっぺんまで登れるようになっていた。
木の上に広がる青い空。
そこに飛ぶ鳥を見て、こねこはまた花びらだと言うのだった。
「ちきばんにゃー」の作者の絵本。
絵はダイナミックで画力が評価されそうな感じ。
空から見れば猫も木も小さいと言うカラスの言葉はその通りだなあ、と。
雪も鳥も花びらというこねこがかわいい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2015/05
- 感想投稿日 : 2015年5月18日
- 読了日 : 2015年5月18日
- 本棚登録日 : 2015年5月18日
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