おじいさんが柴刈り出掛けたときにかにを拾ってきた。
それからというものおじいさんはかまどのところでかにをかわいがり餌もあげていた。
おじいさんがかにばかりを世話するので嫉妬したおばあさんはあるとき、おじいさんの声真似をしてかにを呼び出したところを捕まえて汁にして食べてしまった。
仕事から帰ってきたおじいさんはいくらかにを探しても見当たらず、おばあさんに聞いても知らないと言う。
外に出たところカラスが、おばあさんがかにを食べ、甲羅とハサミをばらばらに隠したと鳴いていた。
それらを見つけたおじいさんはおばあさんにどうしてこんなことをしたか問うと、おじいさんがかにばかりを気にかけるからだと言い、小さくなって謝っていた。
そうしているうちにおばあさんはどんどん小さくなり沢がにになってしまった。
沢がにが小さいのはこういうことだそうだ。
この話は知らなかった。
沢がにになったおばあさんをおじいさんがどうしたのか気になる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2012/01
- 感想投稿日 : 2012年1月26日
- 読了日 : 2012年1月26日
- 本棚登録日 : 2012年1月26日
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