原爆の落ちる日の朝、落ちた後の広島市内の各所が、実際に体験した人の証言をもとに書かれている。
途中途中で、原爆や戦争に関する解説のページも挟んでいる。
細かい説明は飛ばして絵くらいしか見ていないけれど。
絵も細かくて、様子が伝わってくる。
解説の文章も読めば戦争とと原爆についてかなり勉強になる。
広島が選ばれた理由は、原爆の威力を観察しやすいようにあまり攻撃されていない場所を選んだのだとか。
日本とドイツで何故日本が選ばれたのかは、日本は原爆の報復を出来るような軍事力がなかったからだとか。
知らないことばかり。
巻末にはそれぞれの場面の詳しい解説も載っている。
作者の那須正幹は広島関連の本をいくつか出しているが、戦争経験者だったとは。
3才のころに爆心地から3キロのところにいたらしい。
絵を描いている西村繁男は、ユーモラスな絵本が多いけれど、こんな絵も描くんだ、と驚き。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2014/07
- 感想投稿日 : 2014年7月23日
- 読了日 : 2014年7月23日
- 本棚登録日 : 2014年7月23日
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