福沢諭吉「学問のすすめ」 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫 330 ビギナーズ日本の思想)

  • 角川学芸出版 (2006年2月25日発売)
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福沢諭吉は日本のため、強いては日本人のためを強く思う人格者だと思う。
明治の頃からの悩みは現代まで続いている。昔も現代も日本人は時代は変われど本質は変わらないのかもしれない。
福沢諭吉はひどく日本の未来を心配していた。その結果が現代に現れているように見える。少子化、外交問題、働き手の不足と鈍化、学び、日々の生活に活かす生き方をしない保守的で受け身な若者達。今の福沢が見たらどんなに悲観するだろうか。それとも、それでも自らがまた先駆者となって教鞭を振うかもしれない。本当の学びを知らない今の若者が多くいる日本はこれからどうなるのだろうと、これからの私達が今直面していて最も考えて行動に移さなければならないと痛感する一冊であった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年2月5日
読了日 : 2023年2月5日
本棚登録日 : 2023年2月5日

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