警察小説を主に発表してきた堂場俊一氏の2010年の作品。
『沈黙の檻』は中年刑事の心の揺れをうまく描いた作品だが、潔癖性で、人に譲れない性格故に組織の中でも浮き気味で、かつ独身という彼の姿が格好よくはないのでそこに不満を感じ面白くないと思う人がいるかもしれないが、事項になった殺人事件の犯人とマスコミへのリークで注目を集める事になった運輸会社社長とのやり取りを通じで、一歩一歩事件の核心へと近づいていく展開がうまくできていて僕は楽しめた。
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- 感想投稿日 : 2013年9月22日
- 読了日 : 2013年11月27日
- 本棚登録日 : 2013年9月21日
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