一言でいえば、零戦を作っていた人たちが戦後ゼロ系新幹線を開発するお話なんですが、そこに戦争に行けなかった聡一や満州から引き揚げてきた寧子等々のエピソードが加わることでお話の厚みは出たのかな、と。ただ、実際の開発風景がおぼろげというか具体的に見えないというか…終盤も畳みかけるように進んでしまって、物足りない感じ。平和な乗り物を作るのだという開発者たちの思いや気概というものは十分解ったけど…なんというか、小学生向けの本を読んでる感じがした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2022年に読んだ小説
- 感想投稿日 : 2022年6月12日
- 読了日 : 2022年6月11日
- 本棚登録日 : 2022年6月12日
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