「踊る人形」はマイ・ファーストホームズ(笑)。「ルパンを読めばやっぱりホームズ!」と子供版を併せて読んでいました。「踊る人形」の謎自体はポーの「黄金虫」と同様のネタですが、解くプロセスが理知的に描かれており、こちらのほうが好きでした。暗号(超初歩)ってこうやって作るんだ!ということが子供心に印象的でした。作品としては、ワトソンとホームズのやりとりが硬く、いかにもイギリス調だったので、もうひとつ乗り切れずに終わりました。キーワードの劇的さや人物関係など、私はルブランの「ルパン」のほうが好き(笑)。この本は詳細な注がついており、シャーロキアンにはおすすめですが、プロットを追うだけでよかった私としてはこの☆の数です。ごめんなさい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
思い出し書き・マイクラシックス
- 感想投稿日 : 2008年6月18日
- 読了日 : 2008年6月18日
- 本棚登録日 : 2008年6月18日
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