シャーロック・ホームズ全集 8 詳注版 (ちくま文庫 と 12-8)

  • 筑摩書房 (1997年12月1日発売)
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本棚登録 : 56
感想 : 4
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「踊る人形」はマイ・ファーストホームズ(笑)。「ルパンを読めばやっぱりホームズ!」と子供版を併せて読んでいました。「踊る人形」の謎自体はポーの「黄金虫」と同様のネタですが、解くプロセスが理知的に描かれており、こちらのほうが好きでした。暗号(超初歩)ってこうやって作るんだ!ということが子供心に印象的でした。作品としては、ワトソンとホームズのやりとりが硬く、いかにもイギリス調だったので、もうひとつ乗り切れずに終わりました。キーワードの劇的さや人物関係など、私はルブランの「ルパン」のほうが好き(笑)。この本は詳細な注がついており、シャーロキアンにはおすすめですが、プロットを追うだけでよかった私としてはこの☆の数です。ごめんなさい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 思い出し書き・マイクラシックス
感想投稿日 : 2008年6月18日
読了日 : 2008年6月18日
本棚登録日 : 2008年6月18日

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