もうひとつのドア (ディアプラス文庫)

著者 :
  • 新書館 (2001年12月7日発売)
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本棚登録 : 305
感想 : 30
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何度か読み返していますが、先日久しぶりに読み返しました。BL小説を読み始めた頃に出会った作品。初めて読んだ時は号泣しました。
その後いろんな作品に出会って耐性が出来てしまって、感動は薄れてしまうのかなと微かに不安になりながら読んだのですが、そんなことはなかった。やっぱりこういうセンシティブは月村さんならではだと思います。他を知ったからこそ。王道に、不幸受かもしれない。今ではありふれて陳腐になってしまった設定かもしれない。でもタイトルの意味。その不幸からどうやって抜け出すのか、その光。道筋。今読んでも目から鱗が落ちるし、丁寧な話だと思います。
大人になって読んだ今、年齢差には驚きました(笑) 時代かな、今だったらこの年齢差ってどうなんでしょう、書けないのかな。
今でも大切な作品です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BL小説
感想投稿日 : 2020年7月26日
読了日 : 2020年7月26日
本棚登録日 : 2020年7月26日

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