「思考停止」の恐ろしさを突きつけられる。
何の疑問を持たず誰かが決めたことに従うのは、一見すると楽かもしれない。周囲と同質化し、浮くこともない。疎外感を感じることもない。
けれど、一見すると自由に見えるこの自由は、真の自由ではないのではないか。
決めたのは誰か?なぜそう決まったのか?それによって不利益を被ることはないのか?など、問い続けることによってのみ、本当の自由を得られるのだと思う。
ハンナ・アーレントの有名な言葉、「悪の凡庸さ」、大衆の思考停止こそが社会的罪、が頭をよぎる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
生と死
- 感想投稿日 : 2023年2月17日
- 読了日 : 2023年2月16日
- 本棚登録日 : 2023年2月16日
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