「紙つなげ!」の時と同様に「読んで良かった」と思い、やはり電子書籍ではなく紙の本だと心底思った。震災当時、水・食糧・衣類など必要なものは本当にたくさんあっただろうけど、その中に「日常に戻る」「ひと時だけ別世界に行ける」本はとても大きな存在だと思った。辛い現実から少しでも心を解放し少しでも不安で縮こまった心に暖かい隙間を作ることができる本はとても素晴らしいと思った。本屋さんの現状は厳しくけわしいものだと思うけど、やはり身近な地域に本屋がある世界は素敵だと思うので、なんとか踏ん張って欲しいと思った。最後の書店員さんの手記がとてもよかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2015年3月10日
- 読了日 : 2015年3月8日
- 本棚登録日 : 2015年2月20日
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