物語の力‐物語の内容分析と表現分析‐

  • 大学教育出版 (2019年5月20日発売)
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本棚登録 : 61
感想 : 5

2021/1/31

感想というよりはメモ↓

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ソシャゲの話は目から鱗。パズドラは生き辛さを抱えている現代人が自分の社会的位置を縮図的に知れるゲーム。モンストは自分の能力や属性を見極め、それをもとにコミュニケーションを駆使して人間関係を構築し、その力で課題を解決し、その結果として地位や報酬を上げるゲーム。ポケgoは現実世界を物語として表現し、レアポケモン目当てに集まった人々が言葉を交わさずともコミュニーケーションする、つまり共感を感じさせるゲーム。まさにソシャゲは社会構造の縮図。

聖地巡礼は物語世界への自己移入を通しての実感の回復。かつて感じていた自己移入感を実感として回復するための旅。

疎隔と帰属の物語は読者や視聴者の価値観を構築するため、訴求力が強い。それは無理矢理誘導されるものではなく、作中に多くの情報やヒントが散りばめられている。

右は神の方向とされる。したがって受胎告知ではガブリエルは左手に、最後の審判では選ばれた者たちが右に。

ストーリー指向→最終的な目的地を示す
物語指向→読者や視聴者が新たな価値を生成する

自分は「脚本家兼主演」 ←シェイクスピアに似てる
自分の物語を常に変化させつつ(社会の変化に適応するため)紡いでいくことが、よりよく生きていくことであり、その材料が物語。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年1月31日
読了日 : 2021年1月31日
本棚登録日 : 2021年1月31日

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