フィナンシャルプランナー20年の著者が、稼ぐ人ができる人、稼ぐことができない人の共通点を仕事のなかから見つけて著した本。
なるほどと思うこともあった。たとえば、子供の時に両親が働いても稼げないのは父親がアル中だからではなく、農業を営んでいるという「構造」のなかに組み込まれており「ただ働いたらいいわけではない」といった視点。子供のときに母親が「あの店が儲かるのは?」といつも聞いてくるので観察力が養われたなどの子供時代の母親の影響力。何事も数値にして分析すれば客観な把握ができることなど。
しかし、「稼ぐ」という目的的な生き方にすべてが収斂されてしまっていて怖い。例えば、妻となるパートナーも稼ぐという視点から選ばれていて、正直反吐が出そうになった。本当にこれが豊かな生活・人生なのだろうか。疑問を抱いた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
10 哲学
- 感想投稿日 : 2013年5月22日
- 読了日 : 2013年5月22日
- 本棚登録日 : 2013年5月22日
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