もう一冊、レインを。彼は精神疾患とは「環境因子」からの支配を強く受ける、と考えていました。患者だけの問題ではなく、患者の置かれている構造それ自体にも病根があるという考え方は今ではすっかり当たり前ですが、この本が出た当時は斬新だった。脳科学的分析が主体になってきた精神病理学ですが、レイン的文脈もとても重要だと感じます。
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カテゴリ:
思想・哲学
- 感想投稿日 : 2007年5月23日
- 本棚登録日 : 2007年5月23日
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