もものかんづめ

  • 集英社 (1991年3月20日発売)
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本棚登録 : 1557
感想 : 195
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朝井リョウ氏やAマッソ加納氏がさくらももこ好きと聞き、お正月にさくらももこのオールナイトニッポンを聞いてもう読んでみたくなった。
自分は朝井氏のエッセイが元々大好きで、「さくらももこエッセイがバイブル」みたいなことを常々聞いていたので期待値爆上がりだったけど、それでも期待を超えてきた。
売れるだけある。

やや毒な親を持っている私としては「メルヘン翁」は違和感無かったが批判する人もいるんだなあという感想。

青山のカフェにいた他人の会話で恋人と別れずに済んで結婚まで行ったのはとってもいい話。


どの話も面白いんだけど、自分が特に気に入った言い回しは以下。スズムシの話のとこ。
「わざわざ宇宙から侵略しようと企んでやってきた昆虫(エイリアン)の一部なのであるから、せめて“日清ヤキソバ『UFO』”のカラ容器に入れて空輸するくらいの配慮は必要ではないかと、私は地球人として思った。」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月23日
読了日 : 2024年1月23日
本棚登録日 : 2024年1月11日

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