暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (2004年9月10日発売)
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本棚登録 : 1452
感想 : 176
4

読み進めるのが辛かった上巻に比べれば
謎や違和感が次々解明されていくので読むには楽だったー

江南孝明の「現在」と玄児と中也の「現在」が異なっていた点や、ふたりの江南の存在、江南忠教の動機なども面白かった!
じーっくりじっくり読んでいけばわかっちゃうものでしょうか?
そんな風に読んでいたら1カ月は掛ってしまいそう…w
暗黒館が何故「館シリーズ」の集大成なのかという点も、「中也くん」の正体を知った時点で全て繋がってスッキリ。
水車館、迷路館、時計館、黒猫館もヒントもここから得ていたのか~

惑いの檻の中でまだ玄遥は生き続けているのかをハッキリさせないままの終わり方も含みがあっていいなあ
結局、鬼丸も「ダリアの祝福」を受けていたのか。
ただ、全ては江南孝明が見た夢の話というのはちょっと鹿谷さんが置いてけぼりすぎてどうなのかなあ
番外編的な扱いで出番一切なしのほうがスッキリした気も…
出てくるなら推理して、活躍して欲しい!w
あー重たかった!

2013/01/20-24

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: novels
感想投稿日 : 2013年1月24日
読了日 : 2013年1月24日
本棚登録日 : 2013年1月20日

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