上杉氏はNHK報道局やニューヨークタイムズの記者を経て、フリージャーナリストとなった方である。そんな著者が日本のマスコミ体質を痛烈に批判している。例えば鉢呂経産大臣の「放射能つけちゃうぞ発言」はマスコミの完全なでっち上げだった。実際の場面のICレコーダを再生したところ、「放射能をうつさないで」と発言したのは記者のほうであったようだ。また、政府の官房機密費でマスコミ記者の記したメモをいち早く官邸に買い取らせ、上層部が裏金としてプールしている件などがあげられている。そして記者クラブの存在がマスコミを堕落させていると説く。いまなお大手マスコミは原発事故でも嘘を垂れ流している。これから真実は何処から報道されるのであろうか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2015年1月19日
- 読了日 : 2012年6月18日
- 本棚登録日 : 2012年6月18日
みんなの感想をみる