初未映子。大阪弁?のリズミカルな文章は独特な世界を作っていて、最初は戸惑いましたが後半、二編目は楽しく読めました!表題作『わたくし率〜』は歯科女子で青木のことを想い、これから生まれてくるであろう子へ向けた日記を綴っていた「わたし」とは、一体何だったのでしょう・・ちゃんと存在していたのでしょうか?途中かスーッと存在感が希薄になっていってるような気がしてならなかった。最後に唐突に登場した幼女こそ、未来ではなく過去の、嘗て「わたし」であったものだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
純文学
- 感想投稿日 : 2016年1月6日
- 読了日 : 2015年10月14日
- 本棚登録日 : 2016年1月6日
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