わたくし率 イン 歯ー、または世界 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2010年7月15日発売)
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初未映子。大阪弁?のリズミカルな文章は独特な世界を作っていて、最初は戸惑いましたが後半、二編目は楽しく読めました!表題作『わたくし率〜』は歯科女子で青木のことを想い、これから生まれてくるであろう子へ向けた日記を綴っていた「わたし」とは、一体何だったのでしょう・・ちゃんと存在していたのでしょうか?途中かスーッと存在感が希薄になっていってるような気がしてならなかった。最後に唐突に登場した幼女こそ、未来ではなく過去の、嘗て「わたし」であったものだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 純文学
感想投稿日 : 2016年1月6日
読了日 : 2015年10月14日
本棚登録日 : 2016年1月6日

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