異端の数ゼロ――数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ) (ハヤカワ文庫 NF 349 〈数理を愉しむ〉シリーズ)
- 早川書房 (2009年5月5日発売)
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感想 : 53件
数学の歴史について書かれた本は多いが、本書はゼロという切り口で数学に歴史を振り返る視点が新鮮。
特に前半のゼロが発見されるまで(受け入れられるまで)の歴史と、ゼロがないことの問題点の指摘は面白い。PCのキーボードで1ではなく9の隣にゼロがあるのはなぜか、という現代まで続くゼロなく時代の問題などの具体例もわかりやすい。
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- 感想投稿日 : 2017年10月1日
- 読了日 : 2017年10月1日
- 本棚登録日 : 2017年7月30日
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