わが名はコンラッド (ハヤカワ文庫 SF 178)

  • 早川書房 (1975年12月1日発売)
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本棚登録 : 122
感想 : 8
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一年ほど前に読み始めたものの、なんだか話に乗り切れず、物語も頭に入らない始末で途中で断念。改めて挑戦しようと思い、再び手にした本書。前回と異なり、意外にもスムーズに読み進めることができ、話の展開にもついていける感じでホッと一息。
ですが、おもしろいのかと問われると、なんだか独特だなぁ、との感想。というのも、ギリシャ神話やSF、ヒーローものといった要素をひとつの鍋でかき混ぜて出来たような作品でして、味はあるのですが、珍味という表現が正しいような。。。
ギリシャ神話という、イメージとしてはファンタジー寄りな要素とSFを混ぜること自体がとてつもない印象を抱くのですが、それをやり遂げて味のある作品を仕上げたことが、既に凄いのかもしれません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2020年6月6日
読了日 : 2020年5月9日
本棚登録日 : 2020年5月9日

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