時空の旅人 中編: とらえられたスクールバス (ハルキ文庫 ま 4-3)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (1999年1月1日発売)
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本棚登録 : 55
感想 : 5
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本作は、‘70~’80年代にかけて一世を風靡したSF作家・眉村卓の作品の一つである。
スクールバスを乗っ取った少年曰く「性能の悪い」タイムマシンをつけたスクールバスは、昭和15年で特高警察にマークされている大学助教授が新たにメンバーに加わり、幕末動乱期→関ヶ原の戦いを経て、少年が目指す戦国時代に到着した。そして、じょじょに明らかになる「時間管理局」の実態。管理局員の本当の狙いは、少年の追跡以外に何か目的あるのではないか?と思わせる描写があちこちにちりばめられている。そして彼らが到着したのは、日本人なら誰でも知っているはずの歴史的大事件だった。彼らは時間をさかのぼる途中でとある武士と知り合い、その時代まで一緒に同行することになるが、彼の狙いはこの大事件を阻止することにあった…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2016年5月14日
読了日 : 2016年1月4日
本棚登録日 : 2016年1月4日

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