だいたい四国八十八ヶ所 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2014年1月17日発売)
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本棚登録 : 375
感想 : 49
5

2021/01/12
宮田さんのゆるい四国八十八ヶ所巡礼についての紀行文。
タイトルにだいたいとあるように、本当にだいたいとなっている。
四国にある八十八ヶ所の寺を回るのに、一気に回るやり方と分割して何日、何年かに跨いで回る方法があるようである。
1つ1つの寺についての解説もさることながら、途中で出くわす風景や光景の描写がとても詳しく、なおかつ宮田さんなりの面白い考え方が組み込まれている状態で紹介してくれているのがとても面白い。
またそんな中でも巡礼で回る際の知恵やアドバイスが宮田さんの実際の経験や感じたことを通してとても分かりやすく紹介されている点も読んでいて面白いところである。
四国八十八か所巡礼については他の小説でもストーリーのメインテーマになっているものを読んだことがあってなんとなくは知った気になっていたけど、この本を読んだら、実際に自分が検証してみたくなる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年1月13日
読了日 : 2021年1月13日
本棚登録日 : 2021年1月13日

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