なんか。
学生時代に強烈なネーミングのインパクトを受けた、ゾロアスター教。拝火教。
インパクト強すぎて、何の苦労もなく覚えられてうれしかったものの、でも、実はその内実は大して知らなかった、っていう。
それで、ある日本屋を歩いていたら見つけてしまって、衝動買い。
一番衝撃だったのは、(始まったころの大本は)儀式などとして難しいことを要求するものではないし、何か金銭的な貢献を必ずしも求めるものではなく、悪を倒すための戦いに貢献するための善行が求められ、その善行は例えば聖なる場所(祈る場所)をきれいに保つこと等だけでもよかったから、貧乏人から誰までもが、善に貢献でき、自分を不要な存在だと見なすような人はいなかった、っていう記載かな。
なんか、いい考え方じゃん、って思った。
八百万の神を認めているようなところも、日本の感覚と親和性は高い気がする。
ただ、その後、結局、西洋等の影響を受けて、神学「論争」みたいなものが起こったこときっかけに、ゾロアスター教は大きく趣旨が変わってしまったらしいのだが。
それだけ変わることの不思議と歴史も感じつつ。
アカデミックに紐解きたかったわけではない私は、この本の丁度真ん中あたりで「飽き」がピークで困った(読むの止めようかと思った 笑)が、最後まで読み進めると、また私が知りたかったような流れに近づいてきたし、それを語るためには結局真ん中もあってしかるべきだったんだな、っていうのが分かるから、まぁいいや、読んでよかったよ、っていう感じ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
その他知識本
- 感想投稿日 : 2016年7月6日
- 読了日 : 2016年7月6日
- 本棚登録日 : 2016年7月6日
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