この小説のテーマは「自立」なのだと、彼のエッセイをよく読む私は解釈します。ひきこもりやリストラといった現代社会が抱える問題は確かに物語が進んで行く中での重要なファクターですが、家族の互いが自立すること、それができなければ決して健全な家族には成り得ないこと。恋愛だけでなく、家族においても村上さんは「自立」が必要だと主張しているように感じました。
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☆Novels
- 感想投稿日 : 2004年11月7日
- 本棚登録日 : 2004年11月7日
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