元自衛官の著者が、主として戦史や政治史事例をベースに軍事的視点でインテリジェンスについて論じている。
少々軍事用語が登場するため、やや用語の難解なところはあるが、タイトルにある様にビジネスに充分応用できる形になっています。
特に感銘した点は「戦局眼」。
オープンソースにしろヒューミントやシギントなど情報収集しても100%はありえないし、形式知にならない情報もある。そんな時は、意思決定者の中のいままでの経験や読書などで得た知識と、実際に意思決定すべき状況との間に"交点"が結ばれると、その人だけに見えるものが生じ、行動できる。
これが五感もしくは第六感までも駆使した情報収集であり、インテリジェンスがサイエンスだけでなく、アートとの融合である所以。
なるほど!
故に、自分なりの「戦局眼」を磨き上げるために、ひたすら乱読しているのかもしれませんね:笑
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
インテリジェンス
- 感想投稿日 : 2017年5月7日
- 読了日 : 2017年5月13日
- 本棚登録日 : 2017年5月7日
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