時穴みみか

著者 :
  • 講談社 (2015年2月27日発売)
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本棚登録 : 101
感想 : 13
5

美々加、甘えん坊で宝塚が大好きな11歳。
バツイチママと二人で暮らしている。
ある日、学校の帰り道に出会った黒猫ちゃんの後をついていったら、
昭和49年にタイムスリップしてしまった!
そして目が覚めたら、小岩井さやという女の子になっていて…。

もうね~めちゃめちゃ楽しい時間でした♪
カバーがこれまた可愛くて、
こんな絵柄のビニール製の筆箱持ってました。

小岩井家での暮らしぶりが、昭和生まれにはたまらなく懐かしい。

カルピス・ハイクラウンチョコレート・瓶のヨーグルト
リリアン・ママレンジ・魔女っ子メグちゃん
給食の先割れスプーン・あげパン・銀紙に包まれたマーガリン
ゴムでできた虫・超合金ロボット
懐かしい~~。

ひ弱でお薬のシロップや肝油ドロップを飲まされているさや。
テレビのCMを真似てふざけてばかりいる、お気楽な弟まさお。
まるで幼い頃の自分と弟みたいで苦笑い。
余談ですが、私は文明堂のくまちゃんのCMが映ると大喜びしたそうです♪

美々加と仲良しのクラスメート達、小岩井家の温かな家族団らん。
あぁこの感じ…
昭和のあの風景がまざまざと甦って来ます。

これだけ便利な生活が当たり前となった今、
それと引き換えに、人は大切な何かを失ったのかもしれませんね。
かといって、あの時代で今また生活できるとは思えないけれど。

タイムスリップのつじつまとか、難しいことはよくわかりませんが、
最終章#生まれる日は心が震えました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: は行
感想投稿日 : 2016年1月16日
読了日 : 2016年1月16日
本棚登録日 : 2016年1月14日

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