東雲の途 (光文社文庫 あ 46-5 光文社時代小説文庫)

  • 光文社 (2014年8月7日発売)
3.97
  • (29)
  • (72)
  • (33)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 576
感想 : 38
4

弥勒シリーズの第四弾。
今作では、小間物問屋の遠野屋が、ついに過去と正面から向き合って、逃げずに覚悟を決めた。
ここまで、ずっと暗く付き纏っていた不安感が消えて、とても気持ちよく作品の世界に入り込めた。
江戸を(信次郎とも)離れ、遠野屋と伊佐次が旅する様子も新鮮で、瑠璃の謎を解き、貧しい藩の活路を語る遠野屋が良かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年12月11日
読了日 : 2020年12月11日
本棚登録日 : 2020年12月11日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする