十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕

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  • 山と渓谷社 (2020年1月23日発売)
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過去に起こった十の山岳大事故から読み解く
山登りへ向かう人への教訓

木曽駒ケ岳の学校集団登山事故
剱澤小屋の雪崩事故
冬の富士山巨大雪崩事故
前穂東壁のナイロンザイル切断事故
谷川岳の宙吊り事故
愛知大学山岳部の大量遭難事故
西穂独標の学校登山落雷事故
立山の中高年初心者遭難事故
吾妻連峰のスキーツアー遭難事故
トムラウシ山のツアー登山遭難事故

私の山登りの知識がないので山用語はあまり理解できてないのだけど…
とにかくどの事故も恐怖しかない。

特に怖かったのは…
トムラシ山の遭難と立山の中高年初心者遭難事故
あと、スキーツアーの遭難の話も震えた

年々、中高年の登山人口が増えているという現代
「ちょっとだけやってみようかな」
…という軽い気持ちで軽装備で出かける恐ろしさ
山登りとかしない私でも誘われたら
楽しそう~と軽い気持ちで参加しそうな…

山の天気は変わりやすい
そして人は窮地ほど正常化バイヤスに陥りやすい

山は美しいけど恐ろしい
山に登る人はこの本を読んでおいてほしい

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年6月22日
読了日 : 2022年6月22日
本棚登録日 : 2022年6月22日

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