菊地氏のあのヤンキーみたいな語り口から続々飛び出す難解な用語、彼のモンスターぶりを堪能出来る本。根幹的な問題意識を持ちつつも、持ち前のオタッキーな知識欲のせいか結局結論が出ず話が散乱するのは彼の人柄から予測出来る当然の結果。
彼が声高に主張する、ブルーノートを巡る諸問題を濱瀬元彦の下方倍音列理論で解決させる説に、イマイチ説得力が出ず音楽学会に無視されてるのもそのせい。
この本に結論を求めてはいけません。
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- 感想投稿日 : 2012年7月29日
- 読了日 : 2012年7月29日
- 本棚登録日 : 2012年7月22日
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