圧倒的な濃さで描かれるエベレスト登攀の物語。
かなりのボリュームの作品ですが、上下巻を一気読みさせられます。
最初はちょっとミステリーチックに始まるので面白そうと思っていたのですが、実態は超現実的な山岳小説でした。
そして、それ故に、登山をしない自分としてはちょっとその辺りの熱量、内容の濃さを冗長に感じてしまう所もありました。
しかし、最後まで読むと、最終章の手記がより一層胸に刺さり、こみ上げるものがあります。そこは流石の一言。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年9月12日
- 読了日 : 2016年9月8日
- 本棚登録日 : 2016年9月8日
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