日本史を読む (中公文庫 ま 17-12)

  • 中央公論新社 (2001年1月1日発売)
3.85
  • (14)
  • (19)
  • (20)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 223
感想 : 18
4

歴史家には語れない日本史。小説家・劇作家の想像力と妄想力を駆使している。要するに、その時代に生きていた個人という視点から歴史を見ているために、例えば歌舞伎とカトリックが容易にリンクする。事実のほどはわからないが、歴史というものが、過去を正しく認識することではなくて、未来へと勢いよく食い込んでいくバネであるとするなら、これこそが歴史だと言いたくなるような、刺激に満ち満ちた本だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エトセトラ
感想投稿日 : 2014年12月20日
読了日 : 2014年12月20日
本棚登録日 : 2014年11月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする