歴史家には語れない日本史。小説家・劇作家の想像力と妄想力を駆使している。要するに、その時代に生きていた個人という視点から歴史を見ているために、例えば歌舞伎とカトリックが容易にリンクする。事実のほどはわからないが、歴史というものが、過去を正しく認識することではなくて、未来へと勢いよく食い込んでいくバネであるとするなら、これこそが歴史だと言いたくなるような、刺激に満ち満ちた本だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エトセトラ
- 感想投稿日 : 2014年12月20日
- 読了日 : 2014年12月20日
- 本棚登録日 : 2014年11月4日
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