アイロニーによる愚直な探求をユーモアによって相対化し、ユーモアの暴走、つまり享楽を、ふたたびアイロニーによってこの世に繫ぎ止める。そのようにして、あるいはそのサイクルに失調をきたして生きているのが人間なのだということをより深く知れただけでも、読んでよかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
哲学・思想・宗教
- 感想投稿日 : 2019年4月3日
- 読了日 : 2019年4月3日
- 本棚登録日 : 2019年4月2日
みんなの感想をみる