弦と響 (光文社文庫 こ 35-2)

著者 :
  • 光文社 (2012年10月11日発売)
3.05
  • (2)
  • (2)
  • (12)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 78
感想 : 10
3

傑作とは言えないけれども、音楽に追いつき、捉えようとする言葉たちに、時々感動させられた。本作の中で降り続ける雪というのはきっと、言葉のことなのだと思う。音楽がすぐに霧散してしまうものなのだとすれば、言葉は心に降り積もり、じきに溶けていくもの。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・詩
感想投稿日 : 2014年10月30日
読了日 : 2014年10月30日
本棚登録日 : 2014年10月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする