検察側の罪人

著者 :
  • 文藝春秋 (2013年9月11日発売)
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感想 : 248
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正義とは何か。
検事沖野が背負ったものは秋霜烈日のバッジの重さと尊敬する先輩検事への疑念。
バッジを外す決意をした沖野は事件の真相に迫る。

冤罪はかくも容易く作られてしまうものなのか。
これは読み応えあり。
袴田事件の再審が決定した今リアルに迫る1冊。

いろいろと考えるところは多い作品だったけれど
最後は泣いた。
正義とは? そして真実の意味とは?
久しぶりに強く余韻が続く作品でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: サスペンス
感想投稿日 : 2014年4月27日
読了日 : 2014年4月27日
本棚登録日 : 2014年4月27日

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