親鸞と弟子唯円を中心とし、「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」を信じた僧を描いた脚本 でも、一番魅力的なのは、その教えを信じ切れずに苦悩する、親鸞の息子の善鸞。親鸞の臨終に際しても、「教えを信じているか?」と問われると、苦悶の表情で「「信じきれません」と告白する、その正直さと、苦悩の深さ。
人間の業と救いという永遠のテーマを描いて、古びていない。
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- 感想投稿日 : 2013年9月8日
- 読了日 : 2013年9月8日
- 本棚登録日 : 2013年9月8日
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