図書館の推薦書コーナーにあった本。
子供は秘密を話すと無料でおいしい料理が食べられる屋台のお話らしい。
きっと、屋台でのほのぼのストーリのオムニバスかと思って読んだら、そんなことは全然なかった。
内容は一冊通しての現代人情ものになるのだろうけど、食事をすることやその情景がストーリーと大して関係ない。
途中、結構暗い気分になる話も挟むから、ほのぼののつもりで読むとその落差に余計に沈む。
そしてエピローグ的な話でそれまでの話ではそんな雰囲気も全くなかったのに、おっさん?と男子高校生が運命の相手とかいいだす(恋愛ではないとは書いているけど)。話の続きがあるのなら、それに向けたフックかのかもしれないけれど、この一冊でもう十分と思っていた自分には蛇足。
読了後にあらすじ読みなおしても、これから本の内容は予想つかないし、いい裏切られ方ではないよなあと思わされた一冊。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年2月10日
- 読了日 : 2019年2月10日
- 本棚登録日 : 2019年2月7日
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