あなたは格差を認めますか?
明治時代になって、親の職業や身分を受け継がなくてよくなり、そうして生まれたのが、立身出世、モラトリアムだと、現代文の先生が教えてくれた。今、階級は固定化し、格差は広がるばかりだ。本当に?
筆者は収入や意識調査を用いて、格差の問題、格差是正になぜ動けないか、政治の問題を語っている。階級や格差について、またそこに属する人の思想について、思いこんでいることも多かった。自分はどこに属し、何を求めているのか。せめて、多くの人が幸せに生きてほしいとは思うけれど、万人が一致して求める政策は難しい。
富める者が自分の持ち物を分け与える痛みを受け入れられるか、貧しい者が努力すれば上に行ける希望を持てるか。現状を変えることに憶病になってはいけない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
361: 社会学
- 感想投稿日 : 2018年6月25日
- 読了日 : 2018年6月18日
- 本棚登録日 : 2018年6月25日
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