教会で死んだ男(短編集) (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 早川書房 (2003年11月11日発売)
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本棚登録 : 372
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クリスティーのオールスター短編集!

ポアロとヘイスティングスの名コンビだけでなく、隠れた名コンビであるミス・マープルと牧師夫人のバンチの活躍も楽しめる。

「スズメ蜂の巣」庭にいたジョン・ハリソンのところにポアロが訪ねてくる。他の作品とはちょっと毛色が違う印象的な作品。ポアロが事件を防ぐことに成功する様子を、当事者の側からどうぞ。

「洋裁店の人形」これだけは怪奇もの。はっきり言って怖い。人形が苦手な人は避けた方がいい。

「教会で死んだ男」ハーモン夫人ことバンチが、教会の中でぐったりしている男を見つけた。亡くなった男のことを知ってエクルズ夫妻が訪ねてくる。夫妻に何かを感じたバンチは、名付け親であるミス・マープルを訪ねた。2人の推理と作戦がわくわくさせてくれる作品。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 933: 小説. 物語
感想投稿日 : 2021年6月18日
読了日 : 2021年6月14日
本棚登録日 : 2021年6月14日

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