再読。ニコルソン・ベイカーを読みたくさせられる(ちなみに読んだことはない)。彼女が翻訳する作家と同じように、彼女の世界も十分にヘンテコリンだ。夢日記や妄想を描いているようでもあり、現実的でもあり。彼女が本格的に「小説」に手を染めることを私は願って止まない。きっと内田百閒や、彼女がエッセイで触れている川上弘美のような作品が出来上がると思うのだ。彼女のような人物を雇っていた会社の度量に感服すると同時に、彼女は翻訳家になるべくしてなった一子相伝の才能の持ち主だったのだなと思わされた。『ねにもつタイプ』も読みたい
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
国内文学
- 感想投稿日 : 2019年1月14日
- 読了日 : 2019年1月14日
- 本棚登録日 : 2019年1月14日
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