それなりに良書であったが、不満な点が多々あった。まず、具体例が少ない。海外との比較を頻繁に用いるが、海外といってもどの国だとか海外での「普通」を詳述しない。日本における労働の現状と歴史の解説と、解決策が入り乱れているため、構成がつかみにくい。また、著者はこの本を「労使関係」の本であると謳っているが、「労働者」視点のみで論じているため、説得力が薄い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2013年6月13日
- 読了日 : 2013年6月13日
- 本棚登録日 : 2013年6月11日
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