クラシックシリーズ12 千里眼 背徳のシンデレラ 完全版 上 (角川文庫 ま 26-75 クラシックシリーズ 12)
- 角川グループパブリッシング (2009年5月23日発売)
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感想 : 12件
千里眼シリーズ第12弾。
いよいよ、友里佐知子の過去が明らかになり、恒星天球教の成り立ちやメフィストコンサルティングとの関係も明かされる。
上巻である本作では、後半はほぼ友里の半生を振り返っており、もはや主役は岬美由紀ではなく友里佐知子という状態。なぜ友里佐知子という名前になったのかについても明かされる。その文量に圧倒される。前半の美由紀や鬼芭阿諛子の絡むストーリーを忘れてしまう勢いだが、相変わらずページをめくる手を休ませない展開に流石だと感心させられる。
下巻ではいよいよ恒星天球教との決着が待ち受けている。どのように決着させるのか、友里の半生とあわせてその展開が気になるところだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年5月11日
- 読了日 : 2013年4月27日
- 本棚登録日 : 2013年3月27日
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