内容はものすごく辛口で、深く突き刺さりまくります。
表紙絵と、中身があっていない本ランキングは、間違いなく1位ですね。
宗教(イスラーム教)の視点から観る、人生論。
賢いとバカの違いは、シンプルで、
賢いとは、「何がしたいか」「何ができるか」の2つが分かっていて、分相応に生きること。
そして、バカは、例えるならば「自分のことをヘビだと思う、ミミズ」と1章で説きます。
こういった調子で、努力は報われる、自由に生きよう、などの言葉をバッサバッサと切り裂いていきます。
あれもこれもダメと言われると、どうしてもじゃあどうすれば?なんて、正解を求めたくなりますが、それこそがバカである、とさらにダメ押し。
私みたいな、本に影響されやすいタイプの人間は、少し距離をとりながら、読んだ方が良いのかもしれません。
最近ゆるく生きているな、なんて思っている方は、背筋を伸ばすチャンスです。
ただ、劇薬なので、心が折れるかも知れませんが。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2021年2月の本棚
- 感想投稿日 : 2021年4月4日
- 読了日 : 2021年4月4日
- 本棚登録日 : 2020年12月28日
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