羨望と畏怖の対象だった盲目の美少女,
シミ一つなく咲き誇る百日紅の白い花,
お守りになったツユクサ,
うだるようなねっとりとした暑さ,
目的の分からない大量殺人,
そして,世界を手にした少女。
ゴシック好きの人にはたまらない物語だと思います。
祖父江慎氏による装丁も凝っています。
・紙が薄く,裏の字が透けて見える。
・文が微妙に斜めに印刷されている。
・カバー表がカバー裏の透かし状態になっている。etc.
外見も内容も,溜め息が出るほど美しい本です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2010年5月4日
- 読了日 : 2010年7月24日
- 本棚登録日 : 2010年5月4日
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