拘置所生活、国策捜査、外交官の世界、哲学、インテリジェンス。あらゆる事が詰まった一冊であり、佐藤優の執筆生活の原点が読み取れる。文中、何度も拘置所生活を続けても良いとの発言があるが、果たして人はこれ程までに強くなれるのだろうか。運動箱の監視の目。自らを動物園の熊と例える無力感。著者は、悪環境を前向きに捉え、自らの思想、知識を鍛える場と昇華した。うまくいかない時、この人の存在は、少なくとも自分にとっては大きな心の拠り所となるだろう。
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- 感想投稿日 : 2014年3月26日
- 読了日 : 2014年3月26日
- 本棚登録日 : 2014年3月26日
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